新進? 変化球の生成AI
生成AIの進化は猛スピードで、比肩しうるのは大谷翔平選手くらいのものです。
今回は、新しく、そして変化球といってもよい生成AIをご紹介します。
1 Genspark 検索で事実にも強いAI
検索機能を含む生成AIです。形式的にはperplexityと同じです。
perplexityと異なる点は、「検索する」ウェブサイトの数が多いこと、YouTube動画なども含むこと、さらに回答内容をひとつのウェブページとして切り出せることなどです。
使い方としては、まずperplexityで得た回答の中から重要ポイントと思われる項目を抽出し、それについての深掘り生成をGensparkにやってもらう、そうして高度で深い、他にはないコンテンツを生成してもらう、ということがよいのではないでしょうか。
2 Mapify マインドマップを自動で生成
マインドマップを自動で生成してくれるAIです。
何かのテーマを入力すると、あっという間にマップが完成します。まさにプロンプト次第で企画や書籍の目次などが瞬時にできるのではないかと思います。
PDFやウェブサイト、動画などを読み込ませると、その内容をたちどころにマインドマップとして整理、生成してくれます。マップは「体系的」な見える化ですから、アタマを整理するのにはもってこいですね。
↓ 弓削のコンサルティングメニューのページをマインドマップ化してもらいました。
3 天秤.AI 複数の生成AIから同時に回答を取得
主な生成AIをチョイスして並べ、一度プロンプトを入力してGoするだけで、一斉に回答を得ることができるサイトです。ネーミングにあるように、有力な生成AIの実力を天秤にかけて比較することができます。
各生成AIは、毎週のようにどこかがバージョンアップやアップデートをしますので、評価も日替わりになります。となると、このサイトのように並べておいてお手並み拝見、というやり方も手軽でいいのかもしれません。事実、メタ社のLiama3は実用性が低いなと気づかされました。
4 Napkin AI 図版・図解も生成AIがつくってくれる
パワーポイントや書籍で活用できそうな図版・図解を生成してくれるAIです。“ナプキン”という表現が面白いですね。おそらくカフェでよい図解を思いついてペンを走らせるイメージでしょう。
ただし、現状では日本語に対応していませんので、ダウンロードしたあとで日本語を乗せるような使い方の段階です。しかし、時間の問題で多言語対応してくれるでしょう。なにしろ、日本は米国に次いでユーザー数が多いのですから。
↓ 例えば、こんな図解が一瞬で生成できます。
5 Ideogram 新しい画像生成AI
Midjourneyにも大幅なバージョンアップがあったそうで、画像生成AIも大きく進化が続いています。ここでご紹介する生成AIも、実際に使ってみましたが、なかなかリアリティの高い画像を生成してくれました。
↓ 弓削に近い画像ができるかと思い、次のプロンプトを入力して画像を生成してみました。
「メガネをかけた黒髪の日本人男性が、教室のような空間で、スライドを投影しながら大勢の前で講義をしている画像」
< An image of a dark-haired Japanese man wearing glasses giving a lecture in front of a large audience in a classroom-like space while projecting slides. >
(若すぎる。。年齢を指定すればよかったです)
6 生成AIサイト訪問者数ランキング
次に、米国のソーシャルプラットフォームであるredditに掲載されている、月間訪問者数の多い生成AIサービスのランキングを見てください。
chatGPTが1位なのはわかるのですが、そのほかでは3位のperplexity、4位のClaude、そして5位のSUNO以外のランクイン生成AIに馴染みがありません。
このように、雨後のタケノコ(古い!)のごとく生成AIは発生、成長しているのです。半年後、1年後にはどのような市場になっているか、想像することもむずかしいですね。
ということで、あなたも試用してみて、よかったら業務に取り入れてください。
余談
ところで、昨日、大谷翔平選手が40/40を達成しました。
しかも、3対3の同点で迎えた9回裏、2アウト、満塁 という、しびれる状況での打席。
ここで彼は、初球のスライダーを叩いて右中間スタンドに40号ホームランを叩き込むんですよ。
この試合の序盤で40盗塁目を達成していたので、40/40を同日・同試合内で達成(そのときの2塁ベースは野球殿堂入り)。
40/40を達成した選手はMLBに過去5人しかおらず、大谷選手は6人目となりました。
おそらくネットでも「漫画だ」という書き込みが多数あるだろうと思うのですが、漫画でもあり得ないですよね。
作者がそんなネームを描いたら、編集者が「非現実的すぎるから変えてください」ととめますから。
いまは40/40ですが、アクシデントがなければ45/45はほぼ確実、50/50の可能性も小さくはありません。まだ30試合以上、残していますから。
すごいですね。
ライバルとして名前があがるNYヤンキースのジャッジ選手も49本塁打を記録していますが、彼自身も「ショーヘイにはかなわないよ、いま彼は投手としてリハビリ中だということを知ってるでしょ?」と笑います。
本当に野球は素晴らしい
もっと多くの子供たちに野球を選んでほしい。
夢を叶え、そののち、多くの人の夢に応える選手になってほしい。
なにしろ、いま世界一の選手は日本人なんですから!
製造業マーケティングコンサルタント、弓削 徹(ゆげ とおる)でした。
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