企業スローガンは英語がいい?

企業スローガンは英語がいい?

企業スローガンを英語にしている会社増えています

 

もちろん、大手企業によくみられます。

この要因としては、カッコいい企業スローガンを作りたい、あまり具体的にするとダサい、じゃ英語にしますか? といった程度のものでしょう。

Drive your dreams.

夢を加速させよう。

make it possible with canon.

その実現をキヤノンとともに。

Inspire the next.

次代に影響を与える。

 

主語は、顧客か企業。

ちょっと押しつけがましくも響きます。

「Let」を使うと冗長かつ稚拙な文章になってしまうので、これを省略するのはわかるのですが、なにしろ我々は“動詞から始まる文章は命令文”と教えられています。

 

では本家、欧米の企業はどうか。

Think different.

考えてること、普通じゃないよ。
いいですね。

Coke is it.

コークで決まりっしょ。

さすが。

I’m lovin’ it.

あたし、大好きなんだよね。

微笑ましい。

Just do it.

とにかく、やれ。

 

とりわけ、ナイキの突き放し具合はいいんですね。

トップアスリートへの道は厳しいのだ」。

当然、受け入れられます。

 

もともと対象者、お客様が国民全員であるような大手企業の企業スローガンは抽象的にならざるを得ず、その行き着く先が「英語表現」というのは必然かもしれません

まれに、中小企業の企業スローガンにも見られるのですが、あまり感心しません。

英語表現が正確でなく、ネイティブが見たら意味不明というケースも散見されます。

 

ある防犯カメラメーカーの「Take our position」。

「我々のポジションをとれ」。ちょっとわかりづらいですね。

ある電機販売チェンの「for your just」。

ネイティブにとっては「?」が出てしまう不思議な表現になります。

あるカラオケチェンの「king of system」。

カラオケシステム自体はメーカー各社のものですから、あるチェンが飛び抜けることはできないのではないかと。

 

……ということで、外国からの渡航者も多い昨今、英語の企業スローガンで恥をかくこともないのです。

 

中小企業が企業スローガンを考えるなら、「この会社は課題をどう解決してくれるのか」「この会社の価値はどこにあるのか」が伝わる1文でありたいものです。つまり、

 ターゲットの中核に対して具体的な価値の提案を

そう考えると、企業スローガンのあり方も自ずと見えてくることと思います。

 

 

本コラムは、ものづくりの現場での気づきや日々の雑感、製造業のマーケティングや販路開拓に関するノウハウなどをお伝えするものです。 お気づきのことやご質問、ご要望などがありましたら、お気軽にメッセージをお寄せください。

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