オンライン展示会の活用セミナー開催
オンライン展示会のセミナーをします。
いま、主催各社はオンライン展示会(またはバーチャル展示会)に取り組んでいます。
たとえば、主催最大手のリード・エグジビションジャパンさんでは、リアル展示会も開催するが、オンライン展示会も併せて開催します、というスタイル。
9月3日に訪れた、東京ビッグサイト開催のリアル展示会・ライフスタイルWeekとJapanマーケティングWeekも、オンライン展示会併設でした。
ただ、「併設」では出展企業側も本気が出ないのか、情報が十分ではないオンラインブース出展が多い印象。
また主催者側も、ウェブベースによるコミュニケーション構築が本職ではないため、ユーザ・インタフェースに関しては改善が必要といえます。
このようなことから、弓削のところへも「オンライン展示会の場合はどうすればいいのか」というご相談が支援先企業はもちろん、商工会議所様や主催者様から相次いでいます。
主催者様については、出展者向けの「オンライン展示会活用セミナー」を「オンラインで」させていただくこととなり、いまコンテンツをレジュメ・スライドへと起こしています。
対象の展示会は、「高精度・難加工技術展2020」「先端材料技術展2020」「スマートファクトリ−Japan 2020」。
これらの展示会に出展される会社さんは本セミナーに無料でご参加いだけます。
そのセミナーの内容を先出し(開催は9月23日(水))しますと、だいたい次のようになります。
タイトル
顧客は展示会で見つけなさい
ウィズコロナの時代をチャンスに変えるオンライン出展術!
内 容
< 1 >アフターコロナを読み解く5つの視点 (コロナで変わるものづくり)
< 2 >オンライン展示会はここが違う (メリットとデメリット)
< 3 >オンライン展示会の計画の立て方 (展示内容の絞り方、ウリの考え方)
< 4 >「来場者」を行動させる5つの決め手
1 言葉のメッセージはリアル展示会より重要
2 検索対策で著名企業に勝つ
3 ふつうのウェブとの違いを出す
4 セミナー目的の来場者を取り込む方法
5 オンラインツールならではの表現作法
キャッチコピー編
パネル編
動画編
ランディングページ、資料PDF編
実物・実機編
< 5 >来場者データが生きるフォローの仕方
せっかくですので、キモを少しだけ書きます。
リアル展示会に比べてオンライン展示会はコミュニケーションの難度が高まります。
相対の営業やプレゼンより、ウェブサイトでの一方的な説得のほうがむずかしいのと同じです。
そして「来場者」は、有名企業を探して訪れがちです。
有名企業とは、半導体関連ならディスコとか、化粧板ならアイカとか、自動車電装品ならユーシンのように、業界内ではよく知られている中堅企業などのことです。
ここをひっくり返してあなたの会社のブースを訪れてもらうためには、「検索対策」がカギになります。
つまり、オンラインセミナー目当てで「来場」したり、有名企業のブースでも見てみるかと考えている「来場者」が、つい検索したキーワードでしっかりと表示させることです。
そのためには、技術や課題をキーワードとして特定することがまず必要。
そして、見出しや技術・製品紹介文の書き方がとても重要になるのです。
また、出展商材のアイコン写真とそこに入れるキャッチコピーも要注意。
これは楽天やアマゾンに出展・出品するときのテクニックと似ています。
オンライン展示会を活用するノウハウとは、リアル展示会と、ウェブでの表現、動画コンテンツのつくり方など、日頃に蓄積してきた知見の統合版になるようなイメージです。
主催社様の日刊工業新聞社様はメディアですので、ウェブサイト構築には一日の長があるようで、先行データを拝見したところ、非常によくできたバーチャル空間になっていました。
今後、どこまでオンライン展示会が主流、メジャーとなっていくかは未知数ですが、リアル展示会とウェブ活用の融合点、と考えると活路が見えてくるのだと思いました。
製造業のマーケティングコンサルタント、弓削 徹(ゆげ とおる)でした。
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