進化する!? 展示会ブース装飾

進化する!? 展示会ブース装飾

「ビジネスチャンスEXPO in Tokyo」に臨場してきました。

 

同展示会は東京商工会議所さん主催で、出展者向けのスキルアップセミナー講師を弓削が務めています。その成果はいかに? ということで臨場してきました。

 

ブース装飾の進化を実感

結論として、ブースに訪問につながるキャッチコピーが書けているブースは全体の20%ていど、そして有効なキャッチコピーを十分なサイズのツールに印刷しているブースは5%ていどという印象でした。

これは決して低くはありません。

RX社さんが主催するような専門展示会では、これらの比率はもう少し高まりますが、公共主催では高いほうだといってよいでしょう。

 

同時開催の産業交流展では、より低い割合であったと思います。


↑産業交流展では、15時台ですでに撤収済みのブースも。

 

再生可能ブース??

ところで、最近は“段ボール”を使用した装飾が増えている気がします。

例えば、下記のブース。
これらはすべて紙でできています!

テーマは昭和レトロ。

 

汚いトイレも、すべて印刷で再現しています。

ロボットの実演もありました。

 

 

ビジネスチャンスEXPOは、全体的にアピール力の高いブースが多いと感じました。
しかし、下記のメッセージはどうでしょうか。

二重否定はわかりづらい、結語がはなれていては意味がとりづらい。
ユーザーは全員「GF系」がわかる? 環境配慮型プラにもいろいろある? 汎用樹脂じゃないプラって何?
理解に時間がかかるキャッチコピーでは、もったいないですね。

 

改善点もまだあります

こちらは産業交流展のガイドブックです。

タイパを重視する最近の来場者は、ウェブで出展者情報をチェックして訪問するブースを前もって決めているケースが増えています。
マイページにきちんと情報をアップしている企業もあれば、まったく記入していない企業もあるのは、これもまたもったいない話ですね。

 

展示会は、中小製造業にとって格好の販路開拓の場。でも、油断すると、カタログもフライヤーも捨てられてしまうかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

製造業マーケティングコンサルタント、弓削 徹(ゆげ とおる)でした。

本コラムは、ものづくりの現場での気づきや日々の雑感、製造業のマーケティングや販路開拓に関するノウハウなどをお伝えするものです。 お気づきのことやご質問、ご要望などがありましたら、お気軽にメッセージをお寄せください。

ものづくりコラムcolumn